脱・完璧主義

by misachaan

やらなきゃいけないこと、やりたいことができていなくて、

自分はなんでこんなに時間をうまく使えないのか、効率よく生産性の高い1日を送れないのか、と自己嫌悪に陥ることがよくある。

「ああ。また私は同じ失敗を繰り返してる。。」

この思考こそが「完璧主義」の罠なのだと気づいた。

学生の頃は特にこの思考のループにハマっていたが、改善に改善を重ねて、今は以前よりだいぶ楽になった。完全に克服したわけではないけれど、確実に前進している実感がある。

私が変わり始めたきっかけ

「鉄は熱いうちに打て」という言葉は本当だった。思い立ったが吉日。意識的に行動を早く起こすことを繰り返していると、だんだん完璧主義と先延ばし癖が薄れてきたのを感じている。

もちろん簡単ではなかった。「自分を変えられるのは自分だけ」という言葉を信じ続けたからこそ、ここまで来られたんだと思う。

完璧主義は決して悪いことではない。より高いクオリティを求めて成果物を出すことに情熱を持っているということだから。ただ、私の場合は人より強いこだわりがあって「木を見て森を見ず」になりがちで、予定していたスケジュールより遅れてしまうことが多かった。

なぜ先延ばしにしてしまうのか?

先延ばし癖をしてしまうのは世界共通で多くの人が抱えている悩みらしい。

私は先延ばしにしてしまうことがまだあるので、もうそろそろいい加減に同じ悩みに飽きたいし、人生の登場人物を変えたいと思っている。(もうほぼ生まれ変わって生きてはいるんだけどね。)

そこで、私はなぜギリギリまでやらないといけないことをやらないのか、その心理要因をまとめてみた。ぜひ、同じ悩みを抱えている人の意見を聞いてみたい。

1. 完璧思考

完璧にやりたい気持ちが強すぎて、最初の一歩が踏み出せない。だから、完璧にできないくらいなら、やらない方がマシと無意識に思っていたりする。すべてを完璧に仕上げたい気持ちが強すぎて、完璧にできないなら手を出さない。小さく始めることが苦手なのだ。

私はずっと完璧主義な性格だったので、この性格をありがたいと思ったことはあったけれど、デメリットのほうが多いと感じている。

少しずつ自分で性格を矯正しようと意識的に行動はしているけれど、完璧主義が完璧になくなったとはいえないくらい改善はされたと実感している。

2. 行動回避

やるべきことの「不快感」から逃れたくて、短絡的な快楽(スマホやSNS)に走ってしまう。そして、今やる必要なくない?という謎の言い訳が生まれる。

私はSNSは好きではないのであまり見ないが、アニメが好きでよくNetflixを観ているので、「いっそ、観ながら作業すればいいじゃん」という呑気な思考で休日を過ごしたりしているが、やはりひとつのタスクに集中した方が効率よく進めることができるんだと気づく。

3. スリル依存

私は追い詰められた方が力を出せるんだ。という考えは今すぐやめよう。こういうのは一度痛い目を見ると直ると思う。いつもなにかにギリギリでやってきて、痛い目にあったことがないからギリギリでも間に合うと脳が記憶しているんだろう。

わざわざリスクを取るよりも、別の形でスリルを感じる方法を探す方が建設的だ。たとえばまだ行ったことない国に一人で旅をすることとか。仕事や課題以外のことでスリルを感じよう。

4. 時間の見積もりが甘い

このくらいすぐに終わるでしょと思っていると先延ばしにし、結果的にギリギリになる。思っていたよりも時間かかるやん、、ってなるパターンだ。これについては、仕事や自分の趣味、なにかの準備などさまざまなことに当てはまるのではないだろうか。

私はスリルは好きだが、課題をギリギリにやるといったことはあまりなく、いつもスケジュールを立ててから取り掛かることが多いが、想定以上に時間がかかってしまってギリギリになってしまう、このパターンがよく当てはまっていた。自分はできる!とたかを括っているわけではないのだが、もう少し工数は多めに見積もってバッファの時間も入れること。そうでないと後ろが詰まって、自分の首を絞めるのは自分になる。

実践してきた対策方法

少しでも当てはまった人はいるだろうか。。

ここからは、私が実際に試してきた対策方法を紹介する。ゆるく、でも効くコツだ。

1. 5分だけやるルール

始めるハードルをとにかく下げる。やり始めれば案外ノってくることが多い。中途半端でもいいから、とにかくはじめること。手を動かす。足を動かす。そうするともう進んでいるから。

2. 自分の締切を「前倒し」で設定する

本当の締切の2日前が本番!!と自分に暗示をかける。もちろんカレンダーにも書く。自分のスキルや時間の使い方は生きていると徐々に把握できると思うから、とにかく自分を甘く見積もらないで常に余裕を持った時間の使い方を意識すること。

3. やることを細分化する

例えば、資料作成をやらないければいけないのなら、資料の構成をざっくり書く、グラフを入れるなど、ひとつのタスクを小さくすることでタスクの重さを減らしていく。タスクが終わっていく快感も最高なので、さくさく進められる。タスクは紙に書き出すと頭の中もスッキリしておすすめ。

4. 人に話す or 共有する

「◯日までにやるって言っちゃったし😌」という他人の目を活用する。私はたまにこの手を使うが、SNSなどに自分の目標をさらすことで自分を追い込むのが合っている人もいるようだ。

5. ご褒美を設定する

これは最も重要かもしれない。自分へのご褒美を用意しておくことで、取り掛かる前に「よし!がんばろう!!✊🏻」という気持ちになれる。

私は甘いものが好きなのでお菓子を餌にして奮闘していた時期もあったが、最近は「こんなに頑張ったのに、自ら太りにいくのか?」と心に鞭を打ってアニメを見ることをご褒美にしている。

・・・

私はまだ完璧主義が完全に直ったとは言えない。予定通りにやりたいことを進められているわけでもない。でも、以前のように「またやってしまった…」という自責の念に苦しむことは確実に減った。

もしあなたも同じような悩みを抱えているなら、今日から少しずつ自分を変えてみよう。私にできたので、あなたにもできるよ。

完璧じゃなくていい。少しずつ、前に進めばいい。

You may also like

Are you sure want to unlock this post?
Unlock left : 0
Are you sure want to cancel subscription?
-
00:00
00:00
Update Required Flash plugin
-
00:00
00:00