昨年の夏、ひとりで車なしの四国一周旅行をした。
前から何度も「四国に行ってみたい。」と考えていたが、いいタイミングは待っていてもこないから、と思い切って航空券を買った。
東京から高松空港に着いて、重い荷物を置くためにまずは宿泊先に行きたかった。
空港から市街地に行くために、バスのチケットを買わないといけなかったが、私はずっと国内にいたのになんでか時間の感覚がおかしくなっていて、ギリギリ駆け込むことになってしまった。
運転手さんが「乗っていく?🥸」と気を遣ってくださったおかげですぐに乗れることができた。
すでにバスの中にたくさんの人が出発まで待っている中で、すぐに出発できなくて申し訳ない気持ちになった。席についてからは出発まで運転手さんのあたたかい気持ちに触れて「ありがとうございます😭」と何度も心の中で繰り返した。
忙殺された仕事やもう飽きている東京から離れて緑が生い茂る環境に久しぶり来れたものだから、バスの窓から見る景色はとても美しくて、現実ではないような、「ああ、私旅行しているんだ」と実感できた。
ベッドに鏡がついていたドミトリー
今回の旅行ではごはんや観光・お土産に予算をかけていたので、宿泊先はホステルで問題なかった。何も気にせずに、一番安かった男女混合のドミトリーに泊まったが、とても清潔で私のベッドは部屋の奥の他のドミトリーよりも奥行きがある場所だった。ドミトリーに泊まると他の宿泊している人や音が気になることが多いが、(これは私だけかも?)、ひとり空間があったので運がよかった!


タクシーの運転手さん
ちょうど宿についたのが夕方頃だったので、夜ごはんを食べに、近くにいいお店がないか調べていた。歩いていける距離にあるお店はほとんど閉店していたので急いで調べた。
四国旅行の前にほとんど調べずにきたため、どんなごはんが有名かも知らずにいた。調べているとうどんが有名だとわかり、まだ営業しているお店を見つけてそこに行くことにした。電車だと間に合わなかったので、タクシーを使って行くことにした。
駅に着いて運良くタクシーをつかまえられた。バックミラーにミッキーとミニー(オズワルドっぽいもの)のぬいぐるみストラップをつけたベテランの雰囲気が出ていたおじさん運転手だった。
タクシーの運転手さんに行きたい場所の住所を伝えるときに、住所の漢字の読み方がわからず、Google Mapを見せて伝えた。「ここから遠いね」と言われたが、無事営業時間に間に合うことがわかって安心した。
窓から見える景色で見たことないお店やお店の名前から何を売っているお店なのか分からない時「あれはなんのお店ですか?」といろいろ聞いていた。私は旅先で出会う人と話すのが好きなので、四国旅行でも話すタイミングがあればいいなと思っていたが、運転手の方とも気軽に会話できて、窓から見える景色を見ながら楽しかった。
もうそろそろ着くかなという時に、運転手さんが「山田家は有名で美味しいよ」といってくれた。
「美味しいおうどんを食べられるなんて楽しみ〜!😊」な気持ちだったはず。(一年前のことを思い出しながら書いています)
最後に、運転手さんにディズニーがお好きなんですか?と聞いてみればよかった。と少し後悔している。誰かと一緒に行ったときに買ったのか、もらったものなのかとか気になって。でももし悲しい思い出を思い出させてしまうかもしれないからやめておこうと思った。
あれ、じゃあ聞かなくてよかったか。聞かなくてよかった。ということにしている。